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2008/07/18[院長コラム]夏休みと噛み合わせ
こんいちわ。
いかがお過ごしでしょうか。蒸し暑い日が続きますがお身体の具合を悪くしませんように。
お子様方はそろそろ夏休みではないでしょうか。今も昔も様々に親御さんにとっては悩ましい季節かも知れません。(笑)いずれにせよ、お子様方の生活習慣が乱れやすい季節です。規則正しい習慣を持続したいものですね。
乱れやすい生活習慣で最近特に気になるのが、態癖「たいへき」です。ほおづえやうつぶせ寝などの寝癖、など姿勢や顎の位置を乱す様々な日常生活の中での癖を総称して「態癖たいへき」と言います。
この6月に例年通り恒例の中学校の歯科検診をしました。近年の公衆衛生の意識の向上の賜物でしょう、お口の中の虫歯は一昔前に比べ格段に減って来ています。「虫歯や歯周炎はならなくてもよい病気である。」という理論を裏付けている事実であるとともに健康のためには喜ばしい事です。
しかしながら、その一方で噛み合わせの乱れは依然として深刻です。さらには一昔前には珍しかった(?)ような歯並びの乱れをしているお子さんが増えているような気がします。私たち日本人の歯並びは上の歯が下の歯に適度に被さるようにして「Uの字」をしているのが生理的な正常な形です。ところが、その形が「Vの字」や「コの字」、「лの字」など歪んだ形のお子さんを多数見かけます。とかく歯並びというと、親御さんは俗に言う出っ歯や受け口を気にされると思いますが、そのような事の他に歯の並びの形を覗いて気にされて下さい。そのような歯の並びの歪みや乱れの原因の多くが実は先に述べた「態癖たいへき」なのです。
態癖によって乱れた歯並びは下顎を無理な位置に押し込めたり、必要以上の食いしばりを増長したりし、お子さんの成長発育に悪影響を及ぼしかねません。また、顎関節症を発症したり、姿勢の歪みや肩、腰の痛みにも影響します。
夏休み。楽しい夏休みですが、生活習慣が乱れ、ゲーム中、地べた座り中、ごろ寝など様々な態癖を招きやすい毎日です。是非、注意して欲しいものです。逆に親御さんが日頃はチェック出来にくいお子さんの生活習慣をまじかで観察できるいい機会でもあります。お子さんの態癖を直す絶好の機会かもしれません。
一度、ご家族でお話しになって下さい。
詳しくは当HPのリンク先にあります。咬合療法研究会HPを参考になさって下さい。この11月には一般の方にも聞ける講演会が東京でございます。
これから、いよいよ夏本番。次回はこれからの季節こわい脱水症にも関係している。水分と唾、そして虫歯の関係を少しお話ししましょう。