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2025/02/09[院長コラム]この冬一番の大寒波襲来

こんにちは

この冬一番の大寒波だそうです。東京は今日も雲ひとつない晴れ渡った空でしたが、日本海側はもちろんのこと太平洋側でも大雪のそれも長期間降り続くことが懸念されています。くれぐれも皆さんご注意ください。寒波に加えてインフルエンザの猛威も長引いている様ですね。もともと花粉症などでマスクに抵抗の少ない国民性ですが、コロナ禍に端を発したマスク生活がさらに定着した様ですね。そしたことをはじめとして世の中がちょっとずつ普段の延長の様なグラデーションで身体性が失われていくことが心配です。

特に発達期の子供達や瑞々しい感性をが養われる若者世代においてSNS・インターネットさらにはAIの影響に晒されることによる身体性欠如は甚だしいと感じています。またこれらの世代に限らずタイパすなわち効率や格差を是認する新自由主義的な社会自体の様相の有り様がおぞましい限りです。今日もこんな集団に出会いました。その集団は近隣(私の出身校 苦笑)の門から出てきました。先生の引率する2年性とおぼしき集団でした。校門から出て数十メートルいったところで先生は「はーい!止まって!!」とのたまい、何をするのかと見ていると、「いいですね〜!このように電柱があるとこであえて狭い方は通らない様に!もちろん道端の花壇(植栽)を歩いたり高いところ(縁石)をあることはダメですよー!!」と。皆さんはその光景を見てどう思いますでしょうか。

確かにその様な注意はしなければならないし、マナーはもちろん怪我をする確率を減らしたいと言う学校側や大人社会、いざ怪我をするとなんや勘やと訴訟になりかねないモンスターペアレント問題などなど致し方ないかもしれませんが・・・・。正直個人的には「そんな事どうでもいいじゃない!「言われたら余計やりたくなるのが子供では?」「怪我ぐらいして学ぶ事自体が大事なのでは??」などと昭和丸出しの思いがあります。もちろんだからと言って身体は無論のこと心身に侵害がある様な環境は改善する必要があるでしょうし、そう言った場面は大人が注意喚起をする必要があると思います。しかし、学校の校門脇の緑のガードレールの内側の安全領域でのこの指導を過剰と感じることはおかしいでしょうか?この事に限らず現代は様々にその様な過剰な決め事や、ルール、コンプライアンスなどあまりにも身体性を避ける事に汲々とし過ぎてはいないでしょうか。

身体性の欠如は体だけの問題にとどまらず、心の問題でもあります。いじめや SNS上での誹謗中傷はまさしく身体性の欠如やその延長上での想像性の欠如につながると思われます。 AIが人間を超えるシンギュラリティーが真実味を帯びている現在私たちはもっと生きていると言うインプットとアウトプット。五感(六感)に正直であるべきだと思います。逃げず、知らぬふりせず、見ぬふりせず、触り嗅ぎ耳をそばだて、味わう生活をしたいものです。

まさしく私たちの仕事は皆さんの生活(いききること)としての身体性を支える仕事であると誇りと矜持を持って取り組んでいます。