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2018/12/16[院長コラム]平成最後の師走
こんにちは
いよいよ12月も半ば、平成最後の師走も後2週間とちょっととなりました。今年の漢字は「災」との事ですが、皆さんにとってはどのような一年でしたか。世界的には様々な動きがありましたね。この年の瀬にイギリスやフランスでは大衆運動が盛り上がっているようですし、日本では自民党安倍政権の独りよがりの時代錯誤的な誤謬の継続と強化がなされ続けています。
政治哲学的には知恵や民主主義の劣化が叫ばれています。様々な軋轢の中で潜在的な負の側面が顕在化したということでしょうか。調整や議論というプロセスを無視する効率主義や結果主義が横行しているためです。
資本主義や市場主義に原因があるとの意見もあります。
元号の変わり目が歴史的なタイミングを表すとは限りませんが、平成という30年を省みて次の時代を鑑みることは無駄な事ではないはずです。常に考え続け発言し続ける、そして行動する。私たちはなし続けなければなりません。それが生きている(活きている)という事なのです。
生きていく上で、これが絶対という正解という事はないかもしれません。さらに私にとって一番大事なことが貴方にとっては意味の無いことや真逆に不利益なことかもしれません。しかし、価値観も立場も異なっている私と貴方は同じ時間と場所を共有している。この部屋での温度調節、本土と沖縄、地球の温度。どうすればいいでしょうか?今一番大切なの事は想像力では無いでしょうか。そしてプロセスです。調整、議論、共感力。
簡単で一番難しい。日本語には「思いやり」という素敵な言葉があります。「忖度」とは違うのです。