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2018/10/08[院長コラム]第六回今川中学校25期同窓会やら第8回日本国際歯科大会にて

  こんにちは
 10月で〜す。今年も後2ヶ月と半分と思うと唖然としますね。こんな事も毎年言っていると思いますが・・・。
先週末から三連休の方も多かったのでは?今年は台風とか大雨の荒れた天気が続いていますが、なんとかお天気続きで行楽にお出かけの方も多かったのではないでしょうか。
 私はこの連休の前半で、横浜国際会議場で行われた第8回日本国際歯科大会と第六回今川中学校25期同窓会に駆け足で参加してきました。両方に通じて感じたことは、一言でいうと「60歳」と言うことでした(笑)。
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 ちょっと前までは、色々な学会や研修会に参加し華やかな素晴らしいプレゼンに接すると、いい意味での刺激もさることながらある種嫉妬ややっかみを感じることが多くありました。無論今回の多くの演者のプレゼン内容にも驚きや感嘆そして新たな発見など臨床で様々参考になることがありまた。
 が、それらの内容や演者への屈折した(苦笑)感情は全くなく素直にストレートに内容を受け取ることができるようになっていました。これは最近感じることですが、臨床にせよ社会的地位にせよ実生活にせよ、大袈裟に言えば人生において髙橋泰樹は「こんなもんかな。」感を感じているのです。
 そのような言い方をすると、ネガティブに受け取る方がいらっしゃるかもしれませんが、自分的にはそう言う感覚ではなくむしろ無理なく自然体にようやくこの歳で熟れたかな感という様に思っています。何か今までは自分自身色々な欲が先立って「こんなはずじゃ!?」とう場面が多かったと思います。しかし、昨今はいい意味で今の髙橋泰樹であるから故この臨床、この地位、この実生活、この人生この世界なのだと思えるようになっています。
 それは逆に言えば髙橋泰樹が変われば変わっただけこの臨床、この地位、実生活、人生・世界も変えられるのだという事にもなります。
 それゆえに向上意欲が無くなった訳ではありません。臨床においても一つ一つ地味なそして大切なそして何よりも疎かにされがちな事毎に取り組み始めていますし、新たな挑戦もしています。けれども60歳まで来て、あたふたしてしても後臨床も10年です。今取り組むべきことと捨てることの取捨選択は見極めなくてはいけないでしょう。そんな感覚が地位や実生活そして人生、世界についてもある訳です。
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 同期会では当然皆同い年です。まあ、還暦の群衆と言った程です(苦笑)。皆さん良いお年の取り方をされているようでした。今考えると私は中学校時代(高校も大学時代も・・・かも?)は自分本位の身勝手な嫌な奴でした。その当時ご迷惑や嫌な思いをかけた方々に心からお詫び申し上げます。
   本当にごめんなさい。   25期同窓会を立ち上げ当時、幹事代表を務めたのは自分自身が感じた同期生との出会いの感動と喜びを機会を逃したもっと多くの同期生にも感じて欲しかったからです。けれども、あの時代を懐かしく思う人ばかりではないんですよね。悔しかったり苦しかったり悲しかった時間として感じている同期生も多くいらっしゃるはずだったのです。なので立ち上げには携わりましたが代表を退いたのです。
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 論語によれば40にして惑わず、50にして天命を知り、60にして耳順う,70にして心の欲する所に従いて矩を踰えず と言います。
 自分自身が天命を知っているでしょうか?まだ惑う事も多いです、。けれども耳順うには少しはなっているでしょうか・・・?歳をとるというのは悪いことばかりではないという事を感じます。近頃、歯科医師の親友が入院し見舞いに行きました。一時は死を覚悟して遺言書を書いたそうです。私も影響を受けメモ程度すが書き始めました。
 そして、改めて思いました。もう思い残すことはそんなには無いな。と。一昔前なら60歳は最晩年でしたでしょう。現代では平均余命でも後23年ぐらい生かされるかもしれませんが、そういう年齢になってきたという事なのでしょうね。