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2018/03/29[院長コラム]お忙しかった3月。思いの外・・・・。
こんにちは
3月もあとわずか、なんと!一年の1/4が終わってしまいます。
ちょうど東京の桜も満開だそうです。まだ花見はして居ませんが、明後日にでも近所の桜の名所砧公園をぶらぶらしようと思って居ます。先週までは想定外の雪が降ったり(大雪の御殿場に突入しながら社員旅行に行ってきました。 苦笑)と寒い日が続きましたが、今週になり一気に気温も上がって居ます。桜もなんとなく入学式のイメージで4月と思い込んで居ますが、実は東京では3月が盛りなのですよね・・・。
改めて、桃の節句の三月は色々な意味で季節の変わり目であり、出会いと別れそして新たなスタートの季節です。
思い返すと、毎年2月,3月は比較的イベントの少ない静かな月なのですが、今年は色んな企画が目白押しで嬉しい(疲れた・・・苦笑)忙しさです。
メインはこれから変えていこうと思っている「歯内療法(根の治療)」の本格的な研修会を二本立て続けで受講したこと。受講の準備などで休日を二日間朝から晩まで潰してで結構大変でしたが、その分集中してかなり習得できたように思います。また、1回目の講師だった田中先生にインストラクターとして直接に指導をいただく幸運を得て、一貫した研修が充実してできました。
よく感じることですが、研修会などは講師の先生の質が問われる訳ですが、実習ではインストラクーの先生等直接教えを請う方の実力や教授力ですごく内容の充実度が変わってしまいますよね。今回は僕は幸運でした。また、大学や研修会などで私自身がインストラクターの立場だった場合もそのことを肝に命じて受講生に向き合うようにして居ます。 昨年末の日本大学歯学部第二解剖学教室の忘年会で私が大学院時代にインストラクターとして指導を受けたと言う(今や)立派な歯科医師の先生に「当時から髙橋先生に憧れて頑張って居ました!久しぶりにお会いできて嬉しいです。」と言う過分な挨拶を受けちょっぴり照れながらも誇らしい気持ちになりました。
さて、話が少しそれましたが、今年の3月の忙しさにはまだ四つ理由があります。
一つはこの4月から大幅な保険改定があることです。皆さんにはピンとこない話だと思いますが、皆さんの受ける健康保険の治療内容や費用が大幅に変わります。厚労省側から強制的にこうしろああしろと言ってくる訳ですが、その切り替えや新たな届け出が必要だったりと対応がとても煩雑なのです。この問題は先月のブログの宿題と関係しますので、後で少し触れたいと思います。
二つめは、来月から新入社員が二名決まりました。一人は今年、山形の歯科衛生士専門学校を現役で卒業し一人で上京してプロとして羽ばたこうという頑張り屋さんの吉田百花くんです。そして、もう一人は歯科衛生士としては20年以上のキャリアのあるベテランの領域の熊澤康子くんです。新人もベテランも当院では同じ新入社員です。不慣れなこと勉強不足なこと様々に至らないと思います。これからしっかりトレーニングをして皆様の健康に寄与していければと思って居ます。二名同時の入社は7年ぶりでその準備などで結構大変でした。二人のことはまた改めて4月のブログでお伝えしたいと思います。
三つ目は当院初の企画としてスタッフの要望に答えて「社員旅行」をしたことです。一泊二日の修善寺への旅行でしたが・・・、まあ珍道中でありました。
そして四つ目は皆さん既にご存知の「歯科臨床十人会」で自分自身のプレゼンがあったことです。しゃべくりはあまりうまく行きませんでしたが、内容は濃かったと思って居ます。皆さんにどれだけ伝えることができたかな〜。やっぱりプレゼンをするからにはしゃべくりや分かり易い素敵なパワホも重要だなと、改めて伝えることの難しさも同時に感じた機会でした。
どれも皆さに詳細にお伝えしたいのですが、先月の宿題について後少し書きたいと思います。
前回、歯科疾患はそれほど簡単に治る訳ではない。とお伝えしました。それは皆さんが考えている以上に歯科疾患が複雑であるのが一つ。
さらに、原因は貴方自身あるので貴方が変わらない限りは治らない。と、言うのが二つめ。
そして、健康保険内での限定された手技ではなおさらであると言うのが三つ目です。
前回、私がお世話になった先生の言葉を紹介しました。
(医療人である歯科医師が) 真実(コンセプトを守った治癒率と守らない治療の治癒率)を知った後
「患者に事実を話さずに今まで通りの治療をする(結果が悪いと知りながらコンセプトを守らない治療をする=保険治療)」
「患者に事実を話してできる範囲の事をする(結果が悪いと知りながらコンセプトを守らない治療をする=保険治療)」
「赤字のままでコンセプトを守った治療を行う」
「自費でコンセプトを守った治療を行う」
「歯内療法をしない(専門医へ送る、抜歯を選択)」か?
皆さんはどうされたいと思いますか??
私たち医療人は患者さんに状態を説明し、治療方法を提示し、選んでもらわなければなりません。
選ぶのは患者さん自身なのです。 患者さんが自分自身のお口の中の健康をどれだけ大切に思っているかです。さらに、現代においてはお口の中の健康はただ虫歯や歯周病ということではなく、「健やかに老いる。」に始まり全身の命に関わる疾病の原因にさえなっていると判ってきているのです。
無論、コンセプトを守った手間や質を高めた治療が健康保険で全国民に提供できるならば問題ありません。それが一番よいと思います。しかし、残念ながら現行の国の方針は真逆になって居ます。公僕でありながら国民の幸せを願わず特定の政治家の顔色を伺う官僚と国民あっての国家であることを忘れていいる政治家らは私たちの税金をどのように分配しようとしているのでしょうか。
残念ですが、自らの健康も自ら守らなければならない日本であるのが事実のようです。