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2016/01/02[院長コラム]今年はどんな年になるのでしょうか?
こんにちは
あらためて、本年も宜しくお願い致します。
今年はどんな年になるのでしょうか?地球規模の気候変動や世界経済の問題、様々なイデオロギーや集団との武力衝突・・・・・。語り尽くせぬ、そして大きな曲がり角に来ているという予感ではなく事実の数々。
まあ、それらを語るのはまた今度として、「髙橋歯科醫院の今年はどんな年になるのでしょうか?」を少し発表したいと思います。
わたくし髙橋泰樹も今年58歳になり、自らの意志とは関係なく年相応の立場と言う物があると言う事が分かって来ました(笑)。些細なことを言えば色々な宴会などで乾杯の挨拶をさせられる事が急に増えたとか、なんだかんだと人様を指導する機会が増えたとか、○○長という肩書きが増えたとかです。無論そう言った事実を踏まえて、高橋歯科醫院も模範や目標にされる様にならなければいけないと思います。そして今まで諸先輩の診療室を目標にして頑張って来ましたが、ここの所スタッフの質と安定感が増し当院自体が目標とされるレベルに来ている事を感じています。
それらと同時に、いやそれ故に次のステップへ進む時期に来ていると感じています。それが訪問診療であり摂食嚥下指導であり、口腔ケアなのです。
従来より髙橋歯科醫院は「力と炎症のリスクコントロール」を目標に掲げて来ました。この言葉には私なりのこだわりがあります。つまり、削ってなんぼ・詰めてなんぼ・被せて入れてなんぼの歯科医療からの脱却です。歯科臨床は職人的な部分が大きいのできちんと削る、詰める、被せる、入れるを疎かにすべきではありません。しかし、ともすれば歯科臨床の評価は其の部分だけで止まっていたのも事実です。そのような歯科界の中で、歯科臨床の評価をさらに全身ときちんとリンクさせたのが私の師事している故筒井昌秀先生であり、筒井照子先生です。高橋歯科醫院の目標に「炎症」のコントロールだけでなく「力」を加えた理由はそんな所にあります。歯科臨床の目標は無論口腔内の問題の解決とよりよい予後ですが、その口は全身と繋がっていなければ意味が無いのです。「生きる」「活かす」という人間の営みと繋がっていなければどんなに綺麗な前歯が入ろうと、どんなに健康な歯茎が維持されようと、どんなにしっかりしたインプラントや義歯が入ろうと駄目なのです。それがどうした!?になる訳です。
正に 口は「命の入り口心の出口」なのですから。
そして、従来よりの高橋歯科醫院のミッションである「力と炎症のリスクコントロール」「生涯を通じてのほんものの健康」の先にあるべき歯科医療の現場が実に「訪問診療」であり、訪問先での口腔ケアであり摂食嚥下指導なのです。この事は今回のコラムに限らず以前から何回か触れて来ましたが、一昨年位から地道に続けて来た様々な取り組み
1.日本摂食嚥下リハビリテーション学会への参加と研鑽
2.老年歯科学会への参加と研鑽
3.全国在宅療養支援歯科診療所連絡会への参画と研鑽
4.公益社団法人東京都玉川歯科医師会地域医療委員会での活動
5.日本大学松戸歯学部障害者歯科学教室 兼任講師 への就任
6.多職種連携の様々な機会への参加と情報交換「ケアマネの会」「用賀あんすこ事例検討会」
「Home care team meeting 自由が丘」「フェローの会」等々
などなどが少しずつ地に着いて来ているようで、「訪問診療」の依頼や検診等の相談、そして高橋歯科醫院には訪問してくれる歯科衛生士さんが居るという評判をよんでいる様です。
また、昨年は用賀あんすこの「ケアマネ広場」での多職種の方々への発表をさせていたが来ましたし(内容は歯科医師会の宣伝を意識してあまり自由にはなりませんでしたが 笑)、今年は6月ごろに介護をされている方々の集まりである「フェローの会」が主催する「認知症カフェ」で歯科の事をお話しする事になっています。
寺山修司の「書を捨て町に出よう」ではないですが、診療室に止まらず町へでる歯科医療が展開出来そうな予感です。若い頃から手がけている「障害児者の外来歯科診療」に関しても、近隣の「国立成育医療研究センター」の歯科との連携も昨年から出来る様になり何かのお力になれればと言う体制になっています。いずれにせよ、既存の歯科医療の枠組みを極普通に超えた自然体での新しい地域歯科医療のビジョンを提案出来る高橋歯科醫院へ進化します。
勿論、今まで通り院内の歯科臨床も更なるレベルアップを目指しますし、新たな取り組みのフィードバックを院内の予防(オーラルフレイルへの対応)にも活かす所存です。また、4月から新たな取り組みをために優秀な歯科衛生士を一名増員します!宜しく御期待の程願いますね!!