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2010/09/06[トピックス]当院所属玉川歯科医師会のアイデア 全国区に。口腔がん検診全国区へ
国立がん研究センターと日本歯科医師会連携です。
がん患者への歯科治療で連携して、口腔内の合併症軽減を目指す
ことを発表しました。
9月からがん患者への歯科治療に関する歯科医向けの講習会が
関東地方の5都県(東京、神奈川、埼玉、千葉、山梨)で開催されます。
受講した歯科医師には修了証が発行されて、がんセンターで治療を受ける
患者さんには、治療前に講習会を受講した歯科医への受診を勧めるとのこと。
患者数は年間約4千人です。
知識や情報不足から、がん治療後に患者が歯科診療を
拒否されるケースを防ぐのも狙いの一つだそうです。
がん患者は手術や抗がん剤治療、放射線治療の影響で唾液が減るなど、
免疫力が低く口内炎が重症化してしまうなど
口腔内の合併症が発生しやすく、発生率は一般的な抗がん剤治療で約4割、
強い抗がん剤を使う骨髄移植で約8割、
口からのど周囲のがんへの放射線治療では100%だそうです。
治療前に歯周病の検査や歯石の除去などを行えば、
こうした合併症を減らせる可能性が高く、歯科医向け講習会では、
がん治療と口腔ケアの関係を周知して、今年度は手術前の患者に対する
注意点を中心に、来年度は抗がん剤や放射線治療、再来年度は緩和ケアを
受けている患者への対応にも広げる予定です。
ち歯るんCLUBより