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2011/03/17[トピックス]歯周炎と早産・低体重児
歯周炎と早産・低体重児(以下PLBW)の関連は1996年アメリカのOffenbacherらによって初めて報告されて以来多くの報告がある。
近年、独立した複数の臨床研究のデーターを統合して評価するメタ分析をVergnesとSixouらが行った結果、歯周炎に罹患した妊婦のPLBW発現率は2,83倍。早産に対する危険率は2,27倍、低体重児出産に対する危険率は4,03倍と有意に高い事が分った。
しかし、一方で妊娠中のスケーリング・ルートプレーニングがPLBWを低下させるという明確なデーターは今のところ無く、妊産婦においては日頃からの口腔衛生管理が必要であるという認識をすべきである。