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2011/06/04[トピックス]歯周病菌と動脈硬化の因果関係を証明
歯周病菌と動脈硬化悪化の因果関係を証明
歯周病菌が動脈硬化を悪化させることの因果関係について、
新潟大歯学部の研究グループが、遺伝子レベルでの証明に
成功しました。アメリカの科学学誌プロスワン電子版に
発表されています。
実験用マウスに週2回、歯周病菌を投与。
一定期間経過後に肝臓や血管の組織を調べたところ、
動脈硬化のリスクを減らす善玉コレステロールを生み出す遺伝子の
発現量が低下していたことが判明したそうです。
動脈硬化を起こしているマウスへ同様に菌の投与を
約5カ月間行って、動脈の内側を調べたところ、
菌を与えていないマウスでは病変の面積が6%だったのに対して、
投与したものでは45%に拡大という結果になりました。
歯周病が動脈硬化を悪化させることは
これまでも統計調査などで明らかになっていましたが、
遺伝子レベルで証明したのは「世界初」としています。
研究者は「歯周病の予防や治療で動脈硬化の発症が抑えられ、
医療費の抑制にも結びつく」と話しています。
ち歯るんCLUBより