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７５歳以上の健康作り、強化検討…栄養士ら訪問を制度化
読売新聞 2014年11月5日(水) 配信
　厚生労働省は、７５歳以上の後期高齢者の健康作りを強化する検討に入った。寝たきりにつながる低栄養や、肺炎などの重症化を予防するため、管理栄養士らの訪問といった保健事業を全国で行うようにする。
　増え続ける医療費を抑える狙いがあり、７日の社会保障審議会医療保険部会で提案する。
　高齢者は、栄養状態の悪化によって、筋力が低下し、転倒によって寝たきりになるリスクがある。免疫力も低下し、口の衛生状態の悪化に伴って肺炎になるおそれも指摘されている。
　このため、各市町村にある地域包括支援センターや保健センターに管理栄養士や保健師、歯科衛生士などを配置、高齢者の自宅を訪れて指導や相談にあたれるように制度化する。また、後期高齢者対象の健診では、筋力低下や低栄養を調べる方法を検討する。