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2007/10/11[院長コラム]お勉強 その2
こんにちわ。
ひさしく、コラムをさぼってしまいました。ゴメンンサイ。
10月中旬になり、ようやく朝夕は涼しくなって来ました。空を見上げても高い秋の雲に少し心が和む季節です。
さて、前回に続き、歯医者さん仲間のお勉強に関して少し書きたいと思っています。日進月歩の技術や知識を吸収し、患者様に最善・最良の治療を提供するために熱心な歯科医師は常に研修に参加し技術と知識の研鑽に余念がない事を書きました。もちろん私もその一人ですよ。(笑)それらの研修会は一年を通じて様々な場所で様々な日程や規模で行われています。その様な研修会に参加するのとは別に「スタディーグループ」つまり勉強会に参加するというのがもう一つの勉強の方法です。
研修会は企画者が不特定多数の歯科医師を対象にするのに対して、「スタディーグループ」は規模の大きさの差はあれ、決った仲間の集まりが対象になり、月一回のように定期的に集まり様々な勉強をする集団です。
特定のテーマ、例えば「歯周炎」や「インプラント」と言ったテーマを据えて様々に討議するようなグループや秀でた臨床家の先生をトップに据えその方の教えを受けつつその先生に追いつけ追い越せと切磋琢磨するグループ、さらにはもっと緩やかに仲間的なグループなど色々な「スタディーグループ」があります。その多くは夫々の会員(歯科医師)の日常臨床(治療例)をお互いに披瀝、検討、討議しより良い治療を目指すような形式を取っています。
歯科医師はそれらの治療例の披瀝、検討においてまず、客観的に評価できるデーターの取り方をまず学びます。そして、治療の裏ずけとなる科学的根拠や臨床経験を問われます。さらにはその経過(結果と予後)を問いつめられます。
それらのすべてが、まさしく日々の治療に対するあらゆる診断や治療計画や判断に結びつく事なのです。そして、歯科医師はそれらのケースプレゼンテーション(治療例の披瀝)を通じて、常に己が治療を評価し前進しようとする訳です。
「スタディーグループ」に所属しない先生方はその様な厳しい状況に己をおく機会が無く、すべからく発展が少ないのではないでしょうか?
高橋歯科医院で自慢出来るのは私はもちろんの事、スタッフすべてがスタッフのためのPDSという「スタディーグループ」に所属し自分達の仕事に対して厳しい姿勢で臨んでいるという事です。
残念ながら、まだ日本では歯科医師、スタッフともに夫々が「スタディーグループ」に所属し自立的に学んでいるオフィスはとても少ないのが現状です。
皆さんは、どんなデンタルオフィスにご自身の健康をまかせたいでしょうか?
先生の研修履歴をHPに書くのは当たり前の時代になっています。スタッフ紹介で血液型とかを紹介しているだけのオフィスに行くのはどんなものでしょうか。