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2008/05/03[院長コラム]白さは基本?ホワイトニング
初夏を思わせる陽気になって参りました。
こんにちは、皆さんはこの連休をどのようにお過ごしになられたでしょうか?
私は、6月にアップを目指しているNEWホームページのチェックと関連したスタッフ研修の準備に大忙しの連休でした。
新しいHPは、より高橋歯科の理念や方針を分かりやすく皆さんにお伝えするとともに、今までより格段に利便性を考え、情報量を増やし充実させています。是非、今後も宜しくお願いします。
さて、前回、桜に事寄せて「歯ぐきの瑞々しさと歯の白さ」について書きました。
今回は、皆さんもご存知の「ホワイトニング」について少し書きたいと思います。
「ホワイトニング」は今、手軽に比較的安価な費用で歯を白くできる方法として、若い女性の方を中心としてかなり一般的になってきました。白さに敏感(過敏?)なアメリカなど欧州などではスパーにホワイトニングのホームキットを売っているくらいです。
では、そんな「ホワイトニング」とはどんな方法でしょうか?
「ホワイトニング」は実は和製英語で、英語では「ブリーチング」と言います。そうです。「ホワイトニング」は歯の漂白そのものなのです。薬剤を歯の表面(神経を抜いている歯は歯の中)に塗り、発生したか過酸化酸素で歯の色素を漂白するのです。
通常、薬剤の濃度が高く同時にエネルギーを与える必要(専用の機械)があるオフィスブリーチングという歯科医院でおこなうものと、自分で薬剤を歯の表面に塗るコトを繰り返すホームブリーチングという二種類の方法があります。
夫々、長短所があり、オフィス(歯科医院)で行う方法は、限られた時間、通常45分ぐらいを4回程度で終われます。白くなる度合いも比較的大きいのが特徴です。しかし、一方で薬剤の濃度が高いため、術後『しみる』という症状がでやすく、後戻りが大きいと言われています。
ホームで行う方法は、毎日、2週間ほどご自分で専用のトレー(歯科医が皆さんの口の型を採りカスタマイズしたトレーを作ります。)を用いて薬を歯に塗り付けておかねばなりません。
なので、自分次第という事で若干の面倒臭さがあります。また、薬剤の濃度が低いのでオフィスブリーチングに比べると当初の白さは少し劣ります。一方、オフィスブリーチングに比較して『しみにくい。』事が利点であり、後戻りも少ないと言われています。
どちらを選択するかは皆さんがお決めになればいいと思います。基本的には同じ術式だと思って頂いて結構です。
ただ、オフィスブリーチングには専用の機械が必要なため行っていない歯科医院もあるのでまずはお尋ね頂くのがいいかと思います。当院もホームブリーチングでも十分白くなるとの判断と副作用の「しみる」が少ないため、オフィスブリーチングは行っていません。
最近は、一部の歯にセラミックを被せ白くする前段階として全体を「ホワイトニング」し、その白さに合わせたセラミックを入れられる方が増えています。一本や二本ぐらいのセラミックだと、どうしても、他のご自分の歯の色調に合わせないとそこだけ不自然に目立ってしまうため全体を白くしてからセラミックを入れようと言う方が増えているのです。これは、コストを押さえるためや必要以上に歯を削らないためとてもいい方法だと思います。
さて、そのようにいま人気の「ホワイトニング」ですが、欠点もあります。それは、皆さんが想像しているように白くならないケースがある事。そして、一旦白くなっても後戻り(完全にもとに戻ってしまう訳ではない。)がある事です。また、少なくとも「ホワイトニング」を行っている期間中はカレーやワインなど色素のつきやすい食事は御法度になります。
いずれにせよ、刺激の強い薬剤を使用する事など一般の方が行うには危険な部分もある事から歯科医院でよくご相談される事をお勧めします。
ようやっと、日本にも定着してきた「ホワイトニング」。白さの美しさが多くの方に受け入れられるようになる事とともに、見かけだけでなく『本当の健康』がそこにありたいものです。