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2008/12/11[院長コラム]就職率1000% の 正規社員

こんにちわ
いよいよ今年も師走を迎えました。
今年一年もなんとか無事にここまで来れましたのも、当院を支持して頂いた患者様をはじめ多くの方々のおかげだと感謝しております。有り難うございます。
さて、ご存知の方もおいでかもしれませんが当院のスタッフは昨年末常勤の歯科衛生士一名が身体の不調から退職し、慢性的に一名不足の状態が続いておりました。さらに、来春出産のおめでたでさらに一名が産休・育休になるためスタッフの補充がこの年末緊急の課題として浮上しておりました。
歯科衛生士が二名不足になるので、一般的には同じく歯科衛生士を二名補充という事になるはずなのですが、以前にもこのコラムで書きましたように、歯科衛生士の求人倍率が非常に高く(10倍?)なかなか歯科衛生士を雇用するのが難しいのが現状なのです。
一方、アメリカのサブプライムローンの影響での世界同時不況のなか非正規労働者のリストカット、さらには正規労働者のリストラまでが取沙汰される毎日です。大手有名企業の正社員までリストラの憂き目に遭い、何のための仕事なのか?誰のための仕事なのか??何が一体有名一流企業なのか???疑問や不信、怒りの渦巻く労働環境ではないでしょうか。
短大、四大の卒業にお金と時間を費やし、あげくにモノのように内定取り消しやリストラに遭い。職業を職場をどのように選択するべきなのか今一度真剣に考える時代に来てはいないでしょうか?
一方、世の中には、歯科衛生士や看護士など、とてつもなく人材不足の職種が多くあるのです。
そりゃぁ「誰でもむいている。」ってな訳にはいかないかもしれません。歯医者だい嫌いの方や、血を見ると気絶してしまう方、そして人への思いやりや優しさの無い方は無理でしょうけれども、歯科衛生士に十分なれる素質の方は世の中に多くいらっしゃると思います。(男性の歯科衛生士さんも居ますよ。)このような世の中であるが故に、歯科衛生士という将来性のある、素晴らしい職業に多くの方(若者だけでなく)が目を向けて頂きご自身の職業として選択して頂けるよう心より願っております。
歯科医師会なのどの団体もそのような目線で中長期の戦略を立てるべきではないでしょうか。
皆さまにとっても、来年がよき年になります様に心より念じております。
また、新年にお会いしましょう。