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2022/02/11[院長コラム]北京オリピックに沸く? ウクライナでは??

こんにちは

二月になり厳しい寒さが続きますね。この原稿を書き始めた今日も東京では雪が降り続いています。

そしてお隣中国北京ではいよいよ冬季オリンピックが始まりました。冬季オリンピックにおいても多くの競技で日本人アスリートの活躍が注目される中でご当地北京ではゼロコロナ政策のため地元での盛り上がりはない様子であり、海外ではウルグイ自治区においける人権侵害疑惑で開催反対の運動がなされているようです。基本的にオリンピック自体に反対しているわけではないので北京でのオリンピックがいけないとは思っていません。しかしながら、IOCの幹部の方が民主主義の国の開催地立候補が無いのだから仕方がない。むしろ権威主義の国での開催の方がスムーズに出来る。などの発言にあるようにあまりにも肥大化した商業主義に走った(祝祭資本主義)宴となったオリンピックを開催できる国が限られてきていることも事実です。

さらに冬季オリンピックに関しては地球温暖化の影響を受け開催地が限定され、専門家らはその存続に疑念を呈しているそうです。事実今回の北京にしても冬季の気温は低いものの本来乾燥し降雪のない地域だそうで、雪に関しては農薬を混ぜた人工降雪に頼っているそうです。様々な面でSDGsに反しているようです。純粋なスポーツに心踊らせ、日本人をはじめあらゆるアスリートのパーフォーマンスに感動する一方で、マスメディアを通じた映像や話題の垂れ流しやSNS上の情報を無批判に受けることにもっと自覚的になるべき時代になっていると思います。

一方で、ウクライナをめぐるロシアの侵攻が危惧されています。もちろん現状のロシヤや中国のように民衆の自由や主権を著しく制限し誘導する権威主義的な国家体制を容認するものではありません。しかしながら当たり前のように日々接しているいわゆる西側諸国サイドの情報が本当に真実なのでしょうか?バイアスの著しくかかった情報であることも今一度きちんと自覚する必要があると思います。世界の政治勢力の意識は多様であり、私たち民主主義を奉ずるいわゆる西側諸国の意匠が必ずしも正意とは言い切れません。

 

今回のウクライナ問題でも焦点はウクライナのNATO加盟是非が争点だそうです。ウクライナNATOの加盟を見方によっては妥協せず強引に進めるアメリカ、ロシヤのウクライナ侵攻後のエネルギー戦略に備えて液化天然ガスの供出を日本に求めるアメリカ・・・。世界の諸国にとって、またアメリカと同盟関係にあり一見民主主義を奉ずる西側諸国の一員である日本にとってアメリカとはどんな国なのでしょうか?きしくもトランプ氏が大統領になってあからさまになったのはアメリカは単にアメリカ自身のためになることを日本をはじめとした世界に行なっているという事実です。アメリカに対する幻想を捨てよりリアルにアメリカを含む世界と相対していかなければならないと思います。核廃絶、民主主義、地球温暖化、世界平和、そしてSDGs人類としての大きなビジョンそして独立国家としての主権(安全保障条約や地位協定)、沖縄問題、原子力政策、もちろん経済やコロナ対策は待った無しですがそうした大きな流れの上での国家戦略なり政策なりなのではないでしょうか?