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2021/11/03[院長コラム]11月 衆議院選挙に思う

こんにちは

今日は文化の日です。関東は暖かい穏やかな日和になりました。

個人的には拙庭の冬支度をし、さてと年賀状(手書き版画を58年ぐらい欠かさず続けています。)の準備を始めねばとの時期なのです。

一昨々日の日曜日には衆議院選挙がありました。政権選択の選挙です。結果はみなさんご存知だと思います。個人的には大変残念な結果であり、納得いく結果ではありませんでした。しかしながら、これが民意ですのでその中ですべからく色々とより良き世にして欲しいものです。一方でどうしても解せないのが、50%を少しうわまる投票率です。どうしてこんなに低いのでしょうか?多くの文化人の方々が80%の投票率をと!SNSなどで呼びかけ野党共闘やコロナ禍で若者たちが政治を我が事と感じ始めたというニュースに触れもう少し投票率が上がるものと期待していたのですが残念です。投票をしないと言う事は、今の世を是としていることになる訳ですが、みなさんそうなのでしょうか?

一部の投票所で終了時間が早まったとのニュースもあり投票率にどれだけの影響があったかわかりませんが、投票自体にもっと工夫があるべきだと思いませんか? また50%そこそこの投票率が果たして本当の民意と言えるのでしょうか。時代はインターネット時代になっており最近では投票以外にインターネット上の署名活動やSNS上の#を始めさまざまな形で民意を政治に伝える手段が増えており実際の政治選択に影響を及ぼすこともしばしばになってきています。多様な手段の一つではありますが、やはり最も直接的な手段が投票なのですから多くの人に権利の行使を勧めたいですね。

この衆議院選挙結果にまつわる事で気になる事がもう一つあります。野党共闘が結果として敗北だったと言う事実に対しての総括です。立憲民主党のあり様に対して55年体制の社会党様であり理念だけの実務体制やリアルが無いという意見がありますが、政党に理念が無くていいのでしょうか?確かに今ここにある経済やコロナ禍への対応も重要ですが、本来の政治のあり様はこの国をどの様な国にしていくかという方向性ではないでしょうか。国民の自由を保障し貧困を克服し、地球規模の問題に積極的に対応その一方で多国間での自律的公平な外交を維持して行く。戦後一貫したアメリカの核の傘の隠れ蓑おかげで成し得た経済活動のシステムをより自律的で公平な経済活動に移行する事を目指す政党を私は支持します。

 

そして何より、記録を改ざんし平気で嘘をつき憲法を蔑ろにする政治家、それを擁護する政党を支持できません。

あなたは馬鹿にされているのに平気なのでしょうか。