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2010/09/24[トピックス]歯ぐきからiPS細胞 創られる
治療の際に切り取った歯茎の細胞から、
人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作ることに
大阪大と京都大のチームが成功しました。
14日付の米科学誌プロスワン電子版に掲載されています。
歯周病やインプラント(人工歯根)治療で切り取られた歯茎は
捨てられるところですが、iPS細胞を作る
新たな材料として注目が集まりました。
大阪大の江草宏助教は「歯科医がiPS細胞を作る道筋ができ、
歯やあごの骨の再生に大きく貢献できる」としています。
チームは患者の歯茎の細胞から京都大の山中伸弥教授の手法を使い
iPS細胞を作製。マウスに移植し、神経、軟骨、腸管などを
作ることができることが確かめられています。
マウスでは、皮膚の細胞から作るよりも、歯茎からの方が
7倍以上作製効率が良かったそうです。
効率を上げるために使われる、がん遺伝子cMycなしで
iPS細胞を作ることも可能としています。
ち歯るんCLUB より