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2011/01/21[トピックス]歯が無い人の認知症リスクは1.9倍
厚生労働省の研究班(研究者:神奈川歯科大学)からの発表です。
65歳以上の高齢者で、自分の歯がほとんどなく
入れ歯も使っていない人は、歯が20本以上ある人にくらべて、
認知症になるリスクが1.9倍に高まるという調査結果が発表されました。
愛知県に住む65歳以上の高齢者約4,500人を対象に生活習慣などを尋ねて、
4年にわたって追跡しました。
期間中に新たに認知症と診断された220人をグループ分けして分析した結果、
認知症になるリスクは、
自分の歯が20本以上ある人に比べて歯がほとんどなく、
入れ歯も使っていない人で1.9倍、
歯がほとんどなく、入れ歯を使っている人で1.2倍に高まっていた
ということです。
また、かたい物をかめない人は、どんなものでもかめる人に比べて
1.5倍高かったそうです。
研究班では、歯がない高齢者で認知症のリスクが高くなるのは、
歯が抜けていく歯周病が認知症の一因となる脳梗塞に関係しているほか、
かむ力の低下で脳への刺激が失われるためではないかとしています。
分析に当たった神奈川歯科大学は
「高齢者は歯周病などの症状がなくても、
定期的に歯科診療所で歯のチェックを受け、認知症の予防につなげてほしい」
と話しています。
ち歯るんCLUBより