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虫歯を引き起こす酵素がどんな形をしているか、
静岡県立大、京都大、東京大のグループが解明しました。
口の中の虫歯菌がつくるグルカンスクラーゼという酵素を、
大腸菌を使って大量に合成して、Ｘ線で形を詳しく調べたそうです。
この酵素は、砂糖から粘りけのあるグルカンという物質をつくり、
虫歯菌や歯周病菌を包みこんで歯にくっつき、歯垢になります。
これまでもこの酵素を止める薬が研究されていましたが、
お腹をこわしたり、低血糖になったりする副作用の恐れがありました。
酵素の形が突き止められたので、効果的で副作用の少ない薬の開発が
しやすくなり、酵素の働きを止めて虫歯や歯周病を予防する新薬が
期待できるとしています。
朝日新聞朝刊　、ち歯るんCLUB　等より